2015年06月02日

ひとりひとりの良心@

いつからか、
就職活動の学生というと、黒のスーツ一色になってしまった。
とても優秀な大学生や院生が、
なかなか就職できず落ち込んで、ときには心を病んでしまう話を聞くと、辛い。
どう考えても、現在の状況は、
若者が就職に対して甘く考えているというより、
多くの企業が就職希望の若者に対して傲慢である、ことが多いと思える。

たとえ、短期の軽いバイトだって、
試験の点数ではっきりと落とされるのだったらまだしも、
面接で落とされるのは、人格否定されたようで落ち込みます。
若者だけじゃなく、誰だって、いくつになったって。
これが、何度も何度も重なったら、そりゃ精神病むでしょう。

履歴書や志望動機を書いたりするだけでも大変で、
面接の緊張感や費やす時間だって、相当なもの。
企業はちゃんと敬意を払ってほしい。
面接までした若者を落とすなら、
印刷書面じゃなく、直筆で受験してくれた感謝を述べてもいいんじゃないだろうか。

大企業によっては、大学のレベル別に履歴書を入れる箱が決まっていて、
有名校以外は見ずにシュレッダー、という話も噂されるけれどさもありなん。
昔は、有名大学にのみ求人票がいく企業がたくさんあったし、それは暗黙の了解だった。
今は、インターネット時代だからか、一見門戸が開いているようだけれど、実体は変わらない‥ですよね。
大学生に無駄打ちをさせないために、大学によるハンデをはっきりと明示してあげてほしい。

私が30代で転職したとき、いくつか出版関係の会社へ面接に行った。
某会社は、社員としては不採用だったけれど、社長からの丁寧な言葉が添えられていた。
採用できない理由や、私の強みについて感じたことなどについて。
その後、その会社で何度かライター仕事をさせていただいたのだけれど、
今考えても、とても風通しの良い、気持ちの良い会社だったなと思う。
人としての良心に疑いを持たなくてよい環境があった。
社員も、外注の人たちも…税理士さん、デザイナー、カメラマン…優しい空気があった。
今は、出版不況の影響もあり、仕事上のおつきあいはないけれど、経営者の良心は変わらないなと感じている。

人としての良心を、疑わなくてもいい。それは、社会のあらゆる場で本当に大切な基礎。
それを若者に見せるのは、採用の合否に関わらず、企業の、というより、企業で働くひとりひとりの社会的責任と思うのです。

posted by kei at 18:35| Comment(0) | 今日のお題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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