2015年07月24日

介護の手記を読みながら…

某介護本関係のお仕事で、
在宅介護経験者の手記をたくさん読んでいる。

読みながら、何ともいえない、気持ちになる。
嫁に、女性に、介護の無償労働を押し付けてきた社会。

家族みんなが真底協力できてこその、在宅介護。
それができないならば、本当に残酷。


手記の書き手それぞれが、
理不尽な思いを抱え苦しみ抜いて、
それぞれが状況に納得し哲学を持つに至る。
それはとても感動的であり
その崇高な心持ちは、生きるヒントになるのだけれど。

いや!やっぱりこれではだめだと思う。
心優しい人に、社会が甘えている。
ううん、
社会、という抽象的なものじゃなくて
小ずるい人間が、共感能力の乏しい人間が、
心痛めて暮らす目の前の人間のことを、見て見ぬふりする。
家という、最も、ミニマムな社会においてさえも。
いえ、その小さな閉ざされた社会だからこそ、エゴがむきだしになる。

「優しい人が受難者にならない社会」について、
いつもいつも、考える。
優しい心の持ち主が、
自分勝手な人間に寛容になってはいけないのだ、と思う。
自分勝手な人間は、
いつも、優しい心の持ち主に、のっかって生きる。

家の中で、職場で…。

目の前の人の苦しみに鈍感でいることを、
自分にも、他人にも、許さないという良識。
もっともっと、力強い、ぶっとい、ものにしないと。

声をあげずあげられず、苦しんでいる人が大勢いる。

優しい人が、優しい心のままで暮らせるように。
人の良心を社会に広げていくにはどうしたら…。
その答えが、自分の目の前ですぐつかまえられそうで、
でも、まだ、しっかりと、この手に握って確かめることができなくて。
自分の自分勝手さやエゴにもあーっって思いながら。

そんな、もやもやとした気持ちと格闘する毎日なのです。











posted by kei at 22:50| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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