2015年08月30日

浦沢直樹の漫勉

本日未明…深夜に、
たまたまNHKで「浦沢直樹の漫勉」を観た。

人気漫画家浦沢直樹氏が、
漫画家に作画の撮影を交渉。
快諾をいただいた漫画家の仕事場に、固定カメラを置き長時間撮影します。
その映像をもとに、浦沢氏と漫画家が語り合うという番組。
漫画作品を生み出すってこんなに大変なんだ‥なんて手間がかかるんだ、と改めて感じ入る。すごっ!
同時に、漫画家同士の、創作の苦しみ喜びを知っている者同士のおしゃべりが、とても楽しかった。

とりわけ、浦沢氏が数奇屋造り(すてき!)の山下和美邸を訪問し、お二人で漫画話をしているときの空気感に、心洗われる心地がしたのです。お二人は同学年の世代になるそうで、フランクな中にも互いのリスペクトが伝わってきて、これだよねこれ!と。

最近、男性の女性に対するハラスメント…に関する話題が周りに多く、ああもうなんだかなあってもやもやしていたので。
たとえば、某難関大学出の腕のいい男性医師。学生時代の人数少なかった同学年の女子に対して‥「あれらは女じゃない、動物的にメスというだけ」とか。
50代の男性高校社会科教師が、40代の女性を評して「あのおばはんは…おばはんは…」。
普段のふるまいはむしろ紳士的な人の、そういう真底がっかりな話を聞くと、あーまったく男って!という気持ちが胸に充満してしまう。

でも、ね。
浦沢氏と山下氏の楽しげな会話を聞きながら、そうこれだよ、と。男とか女とか関係ない。本当に心打ちこんで仕事をしていれば、それを通じて互いに尊敬でき、ただ純粋に人間として惹かれあう。
たとえ、根深い男尊女卑思想の持ち主の男性であっても、互いが人と人として心が触れ合えば、男女の枠なんて超えて友愛を深めていける。

若くてきれいな女性に心惹かれる、というのは、おいといて、
ごく普通に、人の心を大切にできる人なら、
老いて美しくない女性に失礼な査定をするなんてことはない。

興味あることをとことん語り合える、そういう男女の友愛がたくさん育まれることが、フェミニズムには有効。何より精神衛生上とってもよい。

巨匠お二人の、こちらまでうきうきするような語り合いの光景に、はっとさせられた時間でした。








posted by kei at 18:51| Comment(0) | 今日のお題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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